精 練 工 程

縮緬の原料である生糸は、セリシンとフィブロインからなるタンパク繊維です。セリシンは製織工程などでは重要な役割を果たしていますが、これからの加工(染色、風合い)においては、むしろ不必要になります。精練とは不純物を除くとありますが、縮緬の精練はセリシンを溶落することが目的です。元来縮緬の緯糸には強い撚りがかけられているため、約40~60%の撚縮みがあります。この生機を精練液(アルカリ石鹸)で煮沸することによってセリシンは溶解するとともに、撚り糸は元の状態に戻ろうとします。ところが経糸にガッチリとガードされていて、伸びる場所がなく経糸空間より出ようとし、このことによってシボが形成されます。撚糸方法や織物規格等によってシボの形状や大きさ等変化させることができ、多種類の縮緬ができています。

6. 仕上げ練り

仕上練り写真1  
仕上練り写真2 弱アルカリ液で残留物の除去を行います。
仕上練り写真3 最終的な製品は、若干アルカリ側におくことが理想とされ,また石鹸分(脂肪酸)も完全に除去するのではなく、1%程度残すことによって染色の際の緩染効果が得られるといわれます。




彩りが映える最高級白生地
浜縮緬工業協同組合

浜工 登録印章