精 練 工 程

縮緬の原料である生糸は、セリシンとフィブロインからなるタンパク繊維です。セリシンは製織工程などでは重要な役割を果たしていますが、これからの加工(染色、風合い)においては、むしろ不必要になります。精練とは不純物を除くとありますが、縮緬の精練はセリシンを溶落することが目的です。元来縮緬の緯糸には強い撚りがかけられているため、約40~60%の撚縮みがあります。この生機を精練液(アルカリ石鹸)で煮沸することによってセリシンは溶解するとともに、撚り糸は元の状態に戻ろうとします。ところが経糸にガッチリとガードされていて、伸びる場所がなく経糸空間より出ようとし、このことによってシボが形成されます。撚糸方法や織物規格等によってシボの形状や大きさ等変化させることができ、多種類の縮緬ができています。

7. 水  洗

水洗写真1 浜ちりめん産地の優位性は琵琶湖の豊富な水にあります。
水洗写真2 精練に使用する水量の70%はこの水洗工程で使用するもので、不純物は完全に除去します。軟水といわれる琵琶湖の水も1.8~2.0の硬度があります。そこで完全に除去するべく、更にイオン交換等を行っています。
水洗写真3 不純物が取り除かれた製品を枠から外し、次の工程に進みます。セリシンも取り除かれたことでこの時には風合いも柔らかく変化しています。




彩りが映える最高級白生地
浜縮緬工業協同組合

浜工 登録印章